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5月1日、コスモ石油の初の国産SAF(Sustainable Aviation Fuel・持続可能な航空燃料)を関西ー上海行き日航機に供給。サトウキビなどの動植物など生物資源のバイオマス燃料や木屑や廃食用油を用いて製造、二酸化炭素排出量も少なくカーボンニュートラルへ▼8日、米英は自動車25%追加関税を英生産車は年間10万台まで10%、鉄鋼製品とアルミニウムは0%で合意▼13日、1996年に熊本県御船町で発見された化石がCTデータ等から翼竜アズダルゴ科の新属・新種と判明し「ニッポノプテルス・ミフネンシス」と命名。日本で初めての翼竜の新種発見▼16日、能動的サイバー防御法案成立▼16日、1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」が重要文化財、「琵琶湖疏水施設」は国宝に指定▼23日、大の里(24)が優勝を決め8年ぶりの日本人横綱誕生へ▼25日、東京メトロはロンドンのエリザベス線の運営開始。2022年5月に開設しエリザベス女王在位70年を祝し命名。故女王も開通式にご臨席された▼27日、独アンゲラ・メルケル氏(70)は回顧録出版の為来日。EUの早期軍事力強化と日本の防衛強化の必然を語る▼28日、人工知能技術研究・活用推進法案可決▼28日、スイス・ブラッテン村がアルプス山脈氷河崩壊で90%埋没。他国でも発生しており世界気象機関(WMO)は管理体制強化を警鐘▼システィーナ礼拝堂の屋根に2日、煙突設置。礼拝堂内のミケランジェロの壁画は日本企業が出資し14年かけ1994年に鮮やかに修復されている。7日、教皇選挙・コンクラーベが始まり、8日の4回目で白煙が上がりサン・ピエトロ大聖堂の鐘が鳴り響いた。アメリカ出身で長くペルーで宣教中のレオ14世がバルコニーに出て祝福し、平和が全世界に広がるようにと祈祷。18日の就任式ミサには麻生太郎特別大使(84)が列席。平和へのメッセージが強い就任式となった。<写真:カーソルを合わせ題名表示> 「コンクラーベ・教皇選挙」/ システィーナ礼拝堂・バチカン市国 「白い煙・システィーナ礼拝堂屋根」/ バチカン市国 |
4月1日、宮内庁がユーチューブにて皇室活動の配信開始し24時間で約5万人登録▼同日、福井県立大学は世界初の恐竜学部を新設▼3日、英・教育データ機関「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」公開の「THE日本大学ランキング2025」で東北大学が連続1位。文科省研究支援の「国際卓越研究大学」も他大学に先駆け昨年認定▼6日、米グーグルの「ブレークスルー賞」を高エネルギー加速器研究機構等の素粒子研究国際チーム受賞▼7日、天皇皇后両陛下は戦後80年にあたり小笠原諸島・硫黄島にて戦没者を慰霊▼13日、大阪・関西万博が人工島の夢洲で「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催し、10月13日まで165の国・地域・国際機関が参加。12日の開会式には天皇皇后両陛下と秋篠宮同妃両殿下ご臨席▼17日、京都大学はパーキンソン病患者へのiPS細胞細胞移植の安全性と有効性確認を発表▼同日、ユネスコの「世界の記憶」は増上寺所蔵の三種の仏教聖典叢書の登録決定▼20日はイエス・キリストが十字架に処せられ3日目の復活を祝うイースター。325年第1回「ニカイア公会議」に春分後の満月の後の最初の日曜日と制定され、今年はユリウス暦の東方教会(ロシア正教等)とグレゴリオ暦の西方教会(カトリック等)が久し振りに同じ日となった。公園では教会学校の子供達がエッグハントに興じ、フランシスコ教皇(88)もバチカンの聖ペトロ大聖堂のバルコニーに姿を見せ「Buona Pasqua(復活祭おめでとう)」と祝福。翌21日に死去され、26日の葬儀ミサには約40万人が参列し世界配信された▼28日、スペイン全土及びポルトガル、フランスの一部で停電。29日に復旧したが原因は調査中▼30日、20年に及ぶベトナム戦争終結から50年を迎えホーチミンで記念式典。教皇が死の前日まで心を砕かれた世界の紛争終結が叶うのを願う。<写真:カーソルを合わせ題名表示> 「Easter Egg Hunt」/ 芝公園・港区 |
3月1日、平城宮造営で埋められていた全長約200mの4世紀末頃の大型前方後円墳痕跡に「佐紀池ノ尻古墳(さきいけのじり)」と命名発表。▼3日、昨年9月に18歳の成人を迎え悠仁さま初記者会見▼3日、国際司法裁判所(ICJ)は岩澤雄司氏(70)を所長に選出。昨年3月には赤根智子氏(68)が国際刑事裁判所(ICC)所長に就任している▼9日、2月26日発生の岩手県大船渡市山林火災鎮圧。29?焼失し64年前の三陸沿岸大火260?に次ぐ▼12日、トランプ米大統領は鉄鋼とアルミニウムに25%関税措置を発動▼18日、京都大学の「マイiPS細胞」施設公開。オーダーメイドで100万円で数週間で提供予定▼23日、岡山市と今治市の山林火災は雨で月末迄に鎮圧▼24日は「人力車発祥の日」。1870年に日本橋高札場付近拠点で営業開始した。樋口一葉の「十三夜」にあるようにタクシー代わりに使われ駕籠の代わりとなったが20世紀に入ると自動車へと変遷。以前は新橋や赤坂など花街で見かける程度になっていたが、最近は浅草など観光客の為に復活している▼25日、コロナ禍を経て6年振りにブラジルのルラ大統領夫妻迎えての宮中晩餐会▼26日、数学のノーベル賞「アーベル賞」をD加群理論で数学界リードした功績により京都大学・柏原正樹特任教授(78)受賞をノルウェー科学文学アカデミー発表▼27日、国際自然保護連合(IUCN)は有明海のムツゴロウを危急(VU)絶滅危惧種と公表▼27日、政府は台湾有事に備え沖縄県住民12万人の避難計画発表▼28日、ミャンマーでM7.7の地震▼16日に昔通った日本橋室町の喫茶店で店主に「神茂さん(半片・蒲鉾)の前の桜が満開ですよ。」と声をかけられた。20年ほど前に植樹したというオカメ桜の濃い桃色の並木道が700mほど続く。江戸から大正まで三百余年あった日本橋の魚河岸近くには刃物屋の「木屋」を始め鰹節や佃煮等の店が江戸時代から今も続く。かつては甘辛い醤油の匂いが朝から漂った。月末に再び訪れると日本銀行前の500mの「江戸桜通り」は染井吉野が満開の花弁を降らせ観光客が思い思いのホーズをつけ写真を撮っている。江戸の賑わいが少し戻ってきているのかもしれない。<写真:カーソルを合わせ題名表示> 「あじさい通り」/ 日本橋室町・中央区 「貨幣博物館前」/ 日本橋本石町・中央区 |
2月2日、測位衛星「みちびき6号」搭載しH3ロケット5号機打上げ成功▼3日、5年前集団感染で1カ月間船内待機となったダイヤモンド・プリンセス号犠牲者追悼式。3700人中712人が感染、14人が死亡。予防も治療も確立しない中で乗客一人のツイートが唯一の情報源だった日々を思う▼7日、44年前に制定された北方領土の日。1855年(安政元年)に江戸幕府と帝政ロシア間で国境の取り決めが行われた日露和親条約締結日▼7日、米・ホワイトハウスにて日米共同声明。日米関係の新黄金時代の追求決意を確認▼10日、舞台「千と千尋の神隠し」が英・最優秀新作演劇賞受賞▼20日、東京・ 自由が丘の創業102年の不二屋書店閉店。全国の書店数は10年前に比べ半数近く減だが海外は増加傾向。流通システムもあるが学校の単位取得のレポート作成に書籍が必須も大きいのではと思う▼22日、トヨタは静岡県裾野市に建設中の情報通信技術を活用するスマートシティの実証都市「ウーブン・シティ」初公開▼23日、天皇陛下65歳誕生日。「宴会の儀」もコロナ禍を経て5年ぶり▼26日、岩手県大船渡市で山林火災が発生し延焼が続く▼28日、砕氷型巡視船「そうや」がオホーツク海から釧路港に入港し46年の任務を終える。1938年から40年間活躍した「宗谷」の後継船▼ゼラニウムが枯れた跡地にノゲシが咲き出した。タンポポに似た2p位の黄色い花で50pほど伸び、夜には萎み朝に陽に温まり再び開花を2週間ほど繰り返し、やがて丸い綿毛となり風で空に高く舞い上がった。「のげしとおひさま」の絵本では蛙や蟻や蝶の様に動けない事を嘆くノゲシに蛙が寄り添い、太陽は私の光を吸い込みなさいと。願いの成就に3週間かかったのか、思いがけない形で叶うこともあると綿毛が飛んで行くのを毎日見守る。<写真:カーソルを合わせ題名表示> 「野芥子」(はるののげし)/ 港区・東京都 |
1月1日、初詣の増上寺は嘗てないほどの賑わいで、賽銭用QRコードが設置され「ペイペイ」と決済音が声高に▼3日、米バイデン大統領は一昨年合意の日本製鉄のUSスチール買収に禁止命令▼5日、米・ゴールデングローブ賞で「SHOGUN・将軍」がテレビドラマ作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)、助演男優賞(浅野忠信)受賞▼7日、米ロサンゼルスで山火事が発生し31日鎮圧。焼失面積150?、死者29人、行方不明14人▼イチロー氏が16日に日本、21日に米国の野球殿堂入り▼18日、山梨県で山火事が発生し27日鎮圧。焼損面積35?▼19日、イスラエルとハマスは6週間停戦▼20日、ドナルド・トランプ氏が第47代大統領アメリカ大統領に就任し26本の大統領令に署名▼21日、仏パリ裁判所はオルセー美術館のモネの『ひなげし』に粘着物を貼った環境活動家に「表現の自由行使」と無罪判決▼27日、上野の国立西洋美術館で開催中『モネ 睡蓮のとき』を天皇ご一家ご鑑賞。マルモッタン・モネ美術館50点と松方幸次郎氏収集14点の64枚のモネの睡蓮だけの展示。画家の想いに満ちた空間で癒やされ生きる勇気を貰う人も多いと思う▼27日、中国ディープシークの低コスト生成AIでNY株式市場のハイテク関連大幅下落▼29日、朝青龍の甥の豊昇龍が第74代横綱昇進▼30日、ニュージーランドで冒険家クック命名のエグモント山に人格権を認め、名称も「タラナキ山」に。既に14年ウレウェラ原生林、17年ワンガヌイ川に人格権。アラスカのデナリ山は大統領令でマッキンリーに戻ったが、自然を神格化した日本ではマオリ族の感性は共感できるように思う。<写真:カーソルを合わせ題名表示> 「モネ 睡蓮のとき」展/ 上野・東京都 |
12月2日、健康保険証はマイナ保険証へ移行▼3日、韓国の尹大統領が非常戒厳宣布。各国は韓国渡航を禁止や警告など発令▼7日、ノートルダム大聖堂の火災修復工事が終わり記念式典。8日から5年ぶりに一般公開▼8日、シリア反体制派が首都ダマスカスを制圧しアサド大統領はロシアに亡命▼10日、ノルウェー・オスロにて日本原水爆被害者団体協議会にノーベル平和賞授与。代表者田中熙巳氏(92)は核兵器は人類と共存させてはならないと語る▼14日、中谷防衛相は沖縄の米海兵隊約100人のグアム移転開始発表。核を含め兵器を持つ隣国に囲まれ自衛の必須が迫る▼15日、安倍晋三氏を偲び昭恵夫人はトランプ夫妻自宅で夕食会▼19日、読売新聞社代表主筆の渡辺恒雄氏死去(98)▼27日、能登半島国道249号全線開通▼29日、米39代大統領ジミー・カーター氏死去(100)▼昨年は1月探査機「SLIM」 月面着陸、7月新札発行、8月南海トラフ地震臨時情報、7〜8月パリ五輪、9月大谷翔平50ー50達成等あり、米大統領選報道も多かった。共和党トランプ氏も民主党ハリス氏も共に愛国への主張が鮮明なのが印象的で、10年近い英国からの独立戦争が今なお米国民の根底にあるのを感じた。ニューヨークのイーストリバー沿いのガントリー・プラザ州立公園のペプシコーラの看板は、1936年から1999年まであった同社工場看板で、公園になった後も人々の希望で設置。2016年に市の歴史建造物に指定され名所の一つとなっている。古い物が次々壊され消えていく日本も立ち止まり見直す時が来ているのではないだろうか。 |
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